社会教育の可能性を可視化する

沖縄県教育委員会での仕事の振り返り

今回は沖縄県教育委員会で仕事をするようになりこれまでの振り返りを様々なエピソードを踏まえながら赤裸々にお伝えしたいと思います。

とてもどうでもいいことなので参考にならないと思いますがお付き合いいただけたら嬉しいです。

やーなれー事業「家庭教育支援リーダー」

沖縄県教育委員会で働くきっかけになったのは、沖縄県のHPを観覧していた時に「家庭教育支援アドバイザー養成講座」に参加したのが始まりでした。

家庭教育支援アドバイザー養成講座を調べていくと学校で保護者対象にファシリテーターとして活躍しませんかというような内容でした。

当時、小学校のPTAにも積極的に参加していたので何かしらの勉強になればと思い受講したのがご縁で「沖縄県教育委員会」で働くまでになりました。

ちなみに、公務員採用試験で採用されたわけではなくハロワーク経由の契約社員みたいな感じです。

教育委員会をぶっこわす!

何かと教育委員会という響きは「あまりいいイメージがない」印象がありました。

例えば不祥事を隠すとか責任逃れがあるなどニュースやネットの情報からの印象でした。

そんな勝手なイメージから『教育委員会をぶっこわす!』なんて心に秘めながら働き始めました。

家庭教育支援リーダーのお仕事とは

教育委員会といってもいろんな部署があります。

県生涯学習振興課の事業計画の中に『やーなれー事業(国の予算を活用)』というのがあり、中部地区の「家庭教育支援リーダー」として家庭教育に関わる企画・運営・コーディネーターを担当するお仕事です。

仕事内容は簡単で、学校から保護者会の依頼をもらい、県から認定された「家庭教育支援アドバイザー(ファシリテーター)」を現地へ斡旋することだけでした。

そのほかにアンケートを回収して報告書をまとめるといった簡単な業務だと感じました。

ミライちゃん
パパ〜!簡単な仕事なんてないよ!

効率が悪そうで働きすぎ

職場環境はというと皆さん働きすぎぐらい働いており「こりゃ死ぬな」って思いました。

それまで僕は観光業でホテルのマリンスタッフとしてわりかし呼吸が楽にできる」仕事内容だったのでビックリしました。

簡単に「ぶっ壊す」なんて言えないなと反省したの今でも覚えています。

ただ「効率が悪そうなことを効率よく立ち回っている」なんて思っていました。

これはデジタルシフトの波が加速すれば多少解決できるのではと思いますが様々なコンテンツを使う勉強会など行わないと、いろんな意味で負担が負担を呼ぶ悪循環にハマっていくように思います。

このことはどこの会社でも一緒かもしれませんね。

現状は勉強会が開けないぐらい業務量が多いということです。

イクメンパパ
健康が一番大事です!

 

暗黙のルール

僕が感じた「暗黙のルール」があります。

これは個人的な感想なので全てではいないと前置きしておきます。

僕の仕事は依頼されないと動けない状態でした。つまり依頼がなければ「永遠のアイドルタイムが続く」ということです。

普通なら学校長などが集まる定例会で時間をもらってプレゼンをするのがベストですが指で数える機会しかない状態でした。

ありがたいことに僕のプレゼンにヒットした学校からお声かけもらえたりすることもありました。

ただ新型ウイルス感染症が流行する前の定例会は会場にギュウギュウ詰めで座らせて、長時間にわたりプレゼン大会をするので聞いている方も地獄の拘束時間が続きます。

新型ウイルス感染症によって密な環境がなくなったのは良かったとおもえます。

状況が変われど自分を売り込む行為はNG的な「暗黙のルール」が存在するので、先方にアポをとって直接学校へ説明に馳せ参じる行動はできませんでした。

教諭向けの研修には何度かプレゼンできました。

次なる一手は

このままじゃ終わらない僕です。

自分という存在を知ってもらうために自分の等身大の姿と家庭教育支援リーダーの仕事内容を記載した縦1800m×3000mの大型ポスターを作成して教育関係者がよく使う通りに設置しましたが、僕の等身大は不適切ということで取り外しになりました。

自身のプロモーションに関してはいろんなアイディアを形する経験になりました。

しまじろう
問題を改善するために起こした行動なんだけどな・・

 

あいさつ運動が失敗に終わる

僕の活動を理解してくれる学校と関係性ができ、その学校で「地域コーディネーター」と共に様々な作戦会議の中から学校紹介の動画を作成することになりました。

ただ、先生や生徒に自分のことを知ってもらわないと動画撮影のスタートラインに立てないと感じました。

そこで毎朝生徒会が中心となって生徒玄関で「朝のあいさつ運動」をしていると聞いたので早速参加しました。

1ヶ月間「朝のあいさつ運動」に参加したことで生徒の皆さんに自分を知ってもらえることができました。

この体験を得て見事、学校紹介の動画撮影もうまくいきました。

「あいさつ運動」を職場でやってみよう!

「あいさつ運動で職場を楽しくしよう!」と思い、早速実行することにしました。

職場玄関ロビーでやっていても面白くないので、【今、ここで、あなたと「あいさつ運動」】をスローガンに幟を作って元気が出る音楽(オリジナル)をかけながらスタートしました。

さて反応はというと、みんな驚いていました。

笑顔で「おはよう」と手を振って返してくれる人もいました。

「何でこんなことをしているの?」と聞いてくれる方には、学校での「あいさつ運動」の経験が素晴らしかったのを「自分の職場で実践している」と答えていました。

そんなときでした。

「直ちにやめるように」と上司がきました。

なぜかと聞くと「政治的な圧力がある」「うるさい」「あいさつを強要しているので困る」ということでした。

そして、「あいさつ運動の許可は得たのか」これがとどめでした。

しまじろう
泣いたよ、マジで・・

1時間も経たないうちに職場でのあいさつ運動は終了しました。

その時感じたことを記事にしてますので下の記事をみてね〜

転職スキルはいらない「あいさつ」でお金になる法則を学ぶべき理由

はいさい!うちなんちゅブロガーのしまじろうです(しまじろうTwitter@shima0927yap) 多くの方が転職を考えたことがあるなかで、自分のスキルに関して不安も抱えている人が多くいます。 例え ...

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このままでは終わらないのが俺!

これには続きがあって許可申請にいきましたがそういった事例がないということで門前払い。

幟はなし、声は元気よく出さずに小さく、音楽もなしで、小さく会釈する「行政カスタムあいさつ運動」へ進化させ約半年間やりました。

このことがきっかけで警備のおじさんとも仲良くなりましたし、売店のおばちゃんと仲良くなり「売店の課題(集客)を解決する」取り組みの経験もできました。

 

 

社会教育士への道

家庭教育支援リーダーという役職はとても響きが弱く、このままじゃ相手にされないと感じ、何か箔が付くような肩書きみたいなのが必要と感じていた時に「社会教育主事講習」の募集要項が目に留まり早速応募しました。

社会教育士を一言でいえば「繋ぎやく」です。

繋ぐといっても人と人はもちろん「物や仕組み」なども社会教育という視点から物事を見れる感じです。

ラブリーママ
なんか難しそうですね

心を掴む必殺技!

社会教育主事講習の最後には、受講者がグループに分かれ事業計画のプレゼンをします。

このプレゼンには約2ヶ月間の学びの集大成が詰まっており、その勇姿を受講者の上司宛に激励として観覧要請をだしています。

授業参観で親を待つ心境のように「サプライズ」的な感じで待っていましたが上司はきませんでした。

忙しいのは分かりましたが、他の受講者の上司や離島の教育長までが激励に参加していたのを横で見て悔しかったです。

会社の上司
私も平社員の時にそう感じていたな〜

権威がある人はその重みを「関わる人の原動力」に変換できるポジションだと思うので、その重みをたくさん使ってほしいです。

 

貢献の可視化

学校の地域コーディネータと関わる中で見えてきた問題点もありました。

これは全ての学校ではないと思いますが学校内で地域コーディネータの役割があまり知られていない。

ということで「地域コーディネータが活躍できる場」を創りだすことに取りかかりました。

そんな矢先、新型ウイルス感染症が沖縄にも感染拡大が広がり学校が休校になったのがきっかけとなり、新入生とその保護者向けに「学校紹介の案内動画」を作成しました。

学校の教諭も主役として出演してもらえたことで「先生と繋がるきっかけ」となったこと、さらに学校職員や保護者に地域コーディネーターの活動も知ってもらえました。

貢献の可視化を拡大

地域コーディネータは地域の方々との関係も築けています。

そこで地域で活躍している方にスポットライトを当てたTV番組を制作しました。

メインリポーターは地域コーディネーターが僕はスマホで撮影編集を担当しました。

番組内容は、うちなーぐち講座、読み聞かせコーナー、交通安全街頭指導の方、ものづくり講座、部活動紹介などやりました。

当初は「地域コーディネーターの貢献の可視化」が目的でしたが、そこから地域コーディネーターが関わる人へと変化させていくことで、地域コーディネーター自身が自ら番組のアイディアを出したり、問題や課題を拾いにいったりと変わっていきました。

巻き込み型に変わていく

一度経験をすると「描く感覚」を養うことができます。

これはとても大切で今回の経験を得た地域コーディネーターは今度はこの感覚をもって、心の中でもやもやしている「同じ立場の人」の火付け役になっています。

学校・地域・家庭をつなげる仕事(R4 1/23時点)をしていますが現場の皆さん(地域コーディネーター)と共に行動を起こすことで、ありがたいことに自分の成長にも繋がっています。

そして実験と呼んでいますが実践できる場があること、そこには学校長の理解と協力があってはじめて動ける体制になると実感しました。

School commons構想へ

学校行事など保護者の参画が低いという課題がありました。

その課題をどうやるかと考えたところ「学校の拠点とした生涯学習の場を作る」ことを思いつきました。

生涯学習とは「人は生きている間は学び続けている」という考えです。←ざっくり

ということで学校で開催する学びの講座として、ヨガやフラなど開催しました。

イベント開催することで学校に足を運ぶ理由をつくりながら、学校紹介と繋がり作りを形にしました。

プロモーションとしてCM動画作成して周知方法にも力を注ぎました。

いまでは、公式LINEアカウントを実験的につくって運用させています。

 

「問題×問題=新たな価値」で創造する

「問題と問題をかけ合わせて新たな価値を創造する」という考えは下の記事でも書きましたが中村文昭さんとの出逢でその感覚を得られました。

『人の心のつかみかた』を習得するべき話

はいさい!しまじろうです。 みなさんは『人の心のつかみかた』を知っていますか?   書店で店頭に並べられた本を眺めると必ず【〇〇を習得すれば売り上げアップ】といような似たタイトルで陳列されて ...

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人の心をつかむ方法『頼まれごとは試されごと』

はいさい!うちなんちゅブロガーのしまじろうです。Twitter@shima0927yap どんな仕事においても『信頼や信用』を勝ち取ることが大前提ですがそのまえに自分という存在を知ってもらうことが大事 ...

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中村文昭さんは「不登校×過疎化地域」という視点で新たな取り組みをしていますので興味がある方は下のアドレスへ

https://kurofunet.com/nakamura/

何事にも自分が面白いと感じることが大切

誰でも面白いと感じれば描く(えがく)ことができるのできます。

それをどう相手に伝えるか、どうやって共に体験できるかなど「共に創りあげること」を大切にするようになりました。

ただ助言して終わりみたいな現場を混乱させて去る「コンサル」にはなりたくなかったので、成功も失敗も0⇨1を生み出す苦しみもその過程も共に共有することを第一に提案や関係性を築くことに重点を置きました。

しかし県の研修なんかでは「共に創りあげる」のような講師の研修を受講したことがありません。そんな研修があればその体験の感覚を自分のフィールドに持ちかえって活かせると感じます。

限界費用0教育の実現

僕には子供が4人います。

教育に関して全く興味がありませんが習い事など子供が興味を示したことに関しては挑戦させてあげたいのはどの親でも賛成すると思います。

ただ費用がかかる。

教育に費用をかけないなんてと思う方もいると思いますが現実厳しいです。

僕はこのお稽古事=教育にかかる費用を0にする仕組みつくりを実現したいと考えています。

地域の人材のスキル×お手伝い

お手伝い(クエスト)を完遂したらその人からポイントをもらえます。ポイントに応じて地域の人から様々習い事を受けれる仕組みです。

例えば芋の収穫を手伝って欲しい人がいれば「3ポイントあげます」と掲示板に書き込みます。

それを見た人が手伝うことで3ポイントゲットします。

その3ポイントを使ってソロバンを習いにいったり、サッカーを教えてもらったり学べる仕組みです。

そしてポイント管理はというとブロックチェーンの技術を使って行います。

運営母体はPTAでもいいですし、自治公民館でもいいですし指定管理を受けた業者や行政でもいいと思います。

これは僕の構想なのでなぜブロックチェーン技術かと言われたら面白そうだからとしか答えれませんが、これが実現できれば学びにかかる費用や維持管理費など極限までに抑えられることができるのではないかと思います。

最後に

僕は正職員ではありません。

国の予算が終われば終了です。職探しをしないといけません。

まだまだやりたいこと、新たな価値を生みだすことなど伝えきれていないです。

今後は就職活動へと移り変わりますが、「社会教育士の感覚」をもって貢献できるチャレンジをし続けていきたいと思います。

あとがき

教育委員会での仕事を振り返って感じたことを赤裸々に書いています。

このブログは主観的な視点から記事にしていますので参考になりませんのでご了承ください。

また決して教育委員会の悪口を言っているわけではなく、その時に感じた自分のリアルな気持ちを記事にしています。

 


【画像提供】

Photo by Tim Arterbury on Unsplash

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