これはギャンブルを推奨しているのではなくなぜ人はギャンブルにハマるのかを紐解いていきます。
みなさんは一度ぐらい賭けごとを体験していると思います。パチンコ、競馬、競艇、海外ではカジノなど様々です。
お金をかける場合もありますがジャンケンで食事代を賭けたこともあるかもしれません。
金額の大きい小さいはそれぞれの体験によってありますが賭ける行為はもしかしたら幼少の頃から体験しているはずです。
また窮地に遭遇したときや判断を求められたときも選択する行為が「賭る」ことになります。
ギャンブルの動機は金銭だけではないかもしれません。
そして人はなぜ賭け事をするのでしょうか。
まさに人生はギャンブルかもしれません。人生の転機は常に目の前に転がっています。
金持ちはみんなの夢
ギャンブルの歴史は長くサイコロは数字の誕生前から存在しました。
そのギャンブルを巨大なビジネス化にしたのが確立の計算です。
住宅保険もギャンブルの一種
保険会社は毎年大勢の人から保険料を集めています。
加入者の家が水没すれば賭けに負けたことになり保険金を支払います。
それでも保険料をより多く集まれば利益を出せます。
「大数の法則」アメリカンルーレット
アメリカンルーレットではポケットが38個あります。
赤が18個、黒が18個、緑が2個です。
プレーヤーは赤に賭けて10連勝する可能性もあります。
ただ長い目で見た時にいずれハズレの数が当たりのうわまります。
短期的なら確率を覆せても回数を重ねると負けからは逃れられません。
勝率は数字、期待の感情は魔術
ギャンブルでもジャンケンでも経験したことがある人は一度は心の中で感じたことがあると思います。
「次は絶対当たるはず」
例えば赤に賭け続け4回連続黒がでて外れたときに「次は必ず赤で当たる」と思って同じ赤にかけ続けます。
これは頭の中で発生頻度は均等であると考えるからです。
原因は短期的に見ているからで膨大に繰り返した場合、発生頻度は均等になるということです。
「制御幻想」宝くじ
「制御幻想」とは偶然を制御できると錯覚する状態です。
宝くじも一度は購入したことがあるかと思います。
特に自分で数字を選べるナンバーズやロトなど大人気で幅広い世代から親しまれています。
こういった数字もののあるあるで生年月日や車の車両ナンバーを参考にしたり、目に飛び込んだ数字を使ったりと無意味な数字を宝くじにこじつけることはあるかと思います。
サイコロを振る時にも・・
低い数字を出したい時に人はサイコロを軽く振る傾向があります。
賭け事を楽しくする心理
アメリカ・ラスベガスではカジノ最大の収益源はスロットマシンです。
日本でもパチンコやスロットなど遊技場は数多くあります。大型ショッピングモールにもゲームコーナに設置されていたりします。
コインを使って遊ぶゲーム機として子供にも浸透しているのではないでしょうか。
このスロットマシンは胴元に都合良く設定された乱数の生成装置です。
ギャンブルもデザインされている
アメリカでは初期のスロットマシンンは「片手の強盗」と呼ばれ機械仕掛けでレバーを引いて操作していました。
今のスロットマシンのように座って遊ぶものではなくカジノ客から、ちょっとお金を取るための道具でした。
世界恐慌中に税収を見込みネバダ州がカジノを合法化してギャンブルが産業となりました。
そこから一気にスロットマシンは広がりました。
腕の力さえあれば技術は無用と言われていました。
人の心理に迫るゲームデザイン
そしてスロットマシンは進化を続けました。
初期のスロットマシンのゲーム設計はプレイヤーは短時間で大きく勝ってから全てを失うようにされていました。
そこから技術開発が進み操作性も簡素化し手間を排除することで居心地がよく疲れさせないようにしました。
そうすることでプレイ時間が伸びました。
そして演出も様々なパターンを入れ込むことで途切れることのない演出が続き当選の組み合わせも多様化することで、たとえ当選金が少なくても細かく当選しているので勝ったと感じます。
最終的に業界が編み出した最適なゲームプランは滑らかな0への下降です。
この戦略がもたらすのはスリルやドキドキではなく心地よさと一定のリズムと安らぎです。
スロットの常用者たちがその心理状態を語っています。
常用者の体験
- 心が安らいで現実逃避ができる
- 何時間でも楽しめる
- 自由と安らぎを感じられる
- スロットが回転中の3〜4秒はどんなことでも気にしなくていい
脳が覚醒された「ゾーン」の存在を知る
「ゾーン」とは勝ち負けすら気にならずただプレーを続けている状態です。
ゾーンに陥るには理由があります。
賭けてから結果が出るまでの時間が関係する
期待感を持った時に人間の脳にドーパミンが活性化します。
結果が見える前の期待感に興奮します。その瞬間がゾーンです。
ドーパミンの作用もギャンブルに魅力を与えてしまいます。
依存性と耐久性
ギャンブルの快楽にも耐性ができ何十時間も賭け続ける人もいます。
特定の要素が重なることで賭博依存の危険性が高まります。
不安障害、うつ病、薬物やアルコール乱用などです。
また環境にも影響しておりアメリカの貧困地域では成人の10%が賭博依存に陥っています。
ギャンブルの多様化がもたらす理由
依存までの期間を時間で表すとスポーツ賭博やトランプだと依存までの期間は3年半ですが、スロットだと1年といわれています。
毎回スロットを回すごとにドーパミンが反応します。
これはマシンのゲーム設計が原因なのか?
本当に悪ならばこの社会から排除される気がしますがそうではありません。
何かしらの恩恵や業界団体から資金援助もあるのかもしれません。
勝利は不可能だと知ること
今は合法的にプレーヤーを負けさせます。
それでも勝てるプレーヤーがいるのは確かです。
勝ち組の存在
ブラックジャックは運と技術があれば勝てると言われています。
勝敗には運が大きく影響しますが技術の要素もあります。
ポーカーでもプロは技術を屈指して大金を稼ぎ出します。
有利な状況で計算してリスクを取る
勝算を把握して賭けるのがプロフェッショナルです。
チェスはトランプゲームと違って技術のみで勝敗がきまります。
コンピューターとのチェス対決では圧倒的にコンピューターが強いのはその証拠です。
トランプゲームには運が存在する
しかし長い目で見れば技術の高い者が勝ちます。
「カードカウンティング」で勝つ方法
カウンティングとは場にでたカードを記憶する技術です。
そして残りのカードを予測します。
かんたん解説
場に出たカードを記憶していきます。その時に数が大きいほどチャンスです。
カウントの仕方は「7〜9」は無視します。
「2〜6」のカードがでたら+1とカウントします。
「1.10.J.Q.K」は-1とカウントします。
【大きいカードの残りを注目する】
プレーヤーが多いほど有利になります。
小さいカードが先に場にでているなら大きいカードが残るので賭けるチャンスとなります。
混乱した方はやめた方がいいです。
こういったカードゲームのプレーヤーの大半は腕がなくプロにとってはカジノはビジネスの場となっています。
プロには勝てません。
感情とプレーを切り離す
感情の入れ込みはリスクとて認知しなければなりません。
実在する法則のみを見極めるために感情に左右されることは負けを意味することです。
投資にも技術が必要
投資も技術は必要ですが運の要素も含まれます。
例えばこのグラフを見てください。
ダウ平均株価100年の推移です。(出典:yahoo!finance)
長く保有するほど利益が見込めます。
ただ短期的にみると左の画像の丸の部分を拡大すると右の写真になります。
短期での売買は運の要素が強まります。
デイトレードは投資ではなく賭け事です。
投資もリスクを考える必要がある
賭け事のような立ち回りをしていれば大金を失う可能性が高まります。
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オンラインギャンブル市場
2020のパンデミックにより世界各地でスポーツも中止となり競馬場も閉鎖しカジノも営業停止が広がりました。
アメリカではネット投資が盛んに広がりオンラインで購入できる宝くじも伸び上がりました。
またオンラインスロットやeスポーツなどオンラインギャンブル市場は急成長しています。
オンラインユーザーの感情トリガーを発動する
ユーザーの活動を促せる仕組みは無限にあります。
設計はきっかけですが判断するのは人間です。
長時間のプレイに休憩時間を設けても止めるのか続行するのかはプレーヤー次第です。
人生はギャンブル
未来のことはわかりません。
人はストレスの発散にオンラインでもリアルでも求めます。
人生は確率勝負なのか?
ランダムの中に法則を見つけたがるのは人の本能かもしれません。
人類はその本能に気づき、法則に魅了され進化していきました。
ジャングルの中で木々や葉っぱが動いたら気性の荒い動物がいるかもしれないと感じることができます。
この便利は本能は様々な体験や知識から得た能力かもしれませんがジャングルでは有効ですがルーレットでは役に立ちません。
存在しない法則に価値をみいだす
存在しない法則を見つけだそうと人は夢中になります。
そこには何とも言えない胸の高まりが存在し、それをうまく利用している側の存在もあります。
「次は当たる」という幻想
誰もがその幻想に取り憑かれながら生きているかもしれません。
「人生はギャンブル」と感じている人はこの世界に多く存在します。
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