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集中力の鍵はすべて自分の心の中にある

大人になっても集中しないといけないことがあります。

そもそも「集中力」は誰もが持っているスキルなのでしょうか?

プロスポーツ選手も危機的な状況に陥ったときに「集中していこう」と声をかけ合ったりします。

裏を返せば「集中を妨げていること」とは何でしょうか?

集中力

日常生活において最大限に集中力を発揮して生活する必要ありません。

その逆でストレスを感じないようにどう過ごすかを探している人は多いかと思います。

ノイズに邪魔をされたくない

窓の外から聞こえる騒音、ごみ収集者の音、隣人の目覚まし音、ドアの閉まる音、電話の呼び出し音、メールの着信音。

耳栓をして生活しても根本的な解決にはなりません

忙しい現代で集中するにはどうしたらいいのか、問題は深刻になるばかりです。

仕事の効率化のアプリも無数にありますし、ユーチューブでは集中力に関連する動画も多くアップされています。

気を散らすものも進化している

少し考えてみると私たちの周りには集中を妨げるものが存在しており無駄な抵抗をする気力が失せてしまうのも現実です。

スマホ、SNS、インターネットが現代の一番の原因と言われています。

それは本当でしょうか。

会社の上司
集中して業務に取り組んでいます

まずは集中力のテストをしてみましょう!

あなたの集中力テスト!

ルールは簡単です。白いTシャツを着たチームは何回ボールを回すかを数えるだけです。

(出典:心理学 Daniel Simons

どうだったでしょうか?

こちらは90年代に行われた研究です。半数近くの人がゴリラに気づかなかったと回答がありました。

錯覚の科学/クリストファー・チャブリス/ダニエル・シモンズ/木村博江

すごく集中している時は「周囲が目に入らない」

私たちは世界中を見渡しているつもりですが、その世界を形作っているのは自分が見ているものだけだと思います。

ラブリーママ
目に映っているものしか信じない笑

このブログを見ながらメールを確認してませんか?

「二頭追うものは・・」といいますが、人間はマルチタスクに向いていません。

電話しながらブログを書けますか?

メールしながら歌を歌えますか?

マルチタスク能力を信じて・・

コンピューター用語で使われているマルチタスクですが、今ではビジネスの場でもマルチタスク能力と使われるようになっています。

複数のタスクを同時処理できる機能の意味ですが大半のコンピューターは違います。

実際には複数のプログラムを起動できるが同時に動いてはいなくて、高速で切り替わっているだけかもしれません。

人間の脳も高速で切り替をしている

私たちの頭の中で起動しているプログラム(やることリスト的なこと)は同時に実行してると思いがちですが実際は切り替えいるだけです。

場合によっては終了するのに時間がかかったり、その間は他のことに集中できません

集中のカギは絞ること!

1つのことに絞って長く実行することです。

イクメンパパ
麻雀しながら風呂掃除はやめるよ
バカですか・・イクメンなのに
ラブリーママ

人間の集中力の限度は90分

私たち人間はその短い枠を最大限に使い、小説を書いたり薬を開発したり建物を設計して建造したりして人類は進歩してきました。

やがてテクノロジーが進化するなかで作業の効率化が進み仕事時間が短縮化してきました。

進化がもたらす疲労

これまで電話やファックスといったコミュニケーションツールがEメールの登場によって全てが変わりました。

メールで簡単に相手と連絡が取れるということは受話器をとり電話番号を入力し会話する労力を、パソコンひとつでいつでもどこでも出来るのはある意味「働き方改革」とも言えます。

便利が双刃の剣に

予定外のメールや既読問題など心当たりはあるかと思います。

ちなみに、メール確認行為は平均6分間に1回は確認している結果もあります。

私たちは絶えず受信トレイを見ているんです

仕事だから仕方がない

これは意志が弱いからではなく依存状態でもありません。

メールは私たちの集中力を阻害しています。

なぜなら上司から答えにく質問や会議などの日程調整や怒っているように読める同僚からのメッセージなどすぐに解決できない問題が連続にあります。

会社の上司
ごめんね、ごめんね〜!

頭ではわかっているが・・・

返事を待たせてはいけないという罪悪感との葛藤で返信を優先することに気をとらわれてしまいがちです。

そこに目をつけたのがFacebookです。

Facebookはいいね!ボタンを追加して世界を変えました。

私たちはいいね!ボタンをクリックしたり、いいね!の数を確認したりフェイスブックに時間を費やすようになりました。

すると他のSNSも似たボタンが現れました。

アプリを開けてば反応がわかる

人の脳はそれを無視できません、

私たちの気をそらす道具はメールやSNSかもしれません。

注意力

人間の注意力が根本的に損なわれていると言われています。

金魚は9秒で人間は8秒みたいです。

本当なのか根拠を探しますが見つかりません。

テレビには脳を腐らせる風説

ラジオもそう言われたこともありました。

スマホの登場で同じことを言われています。

もちろん注意力の減少を測定するのは難しいですが研究によれば脳のワーキングメモリの容量はスマホが誕生する前の90年代から変わらないそうです。

(参照:The capacity of visual working memory for features and conjunctions

1800年代後半から現代にかけて注意力が変化した証拠は見つかってない

(参照:Is Your Attention Span Shorter Than a Goldfish’s?

テレビや電話が原因ではない

もちろん本も違います。

私たちの気を散らしているの原因は「自分の心」です。

すべては自分の心が決めている

私たちは不安や心配や恐怖などを感じる日は常にあります。

「今の状況から抜け出したい」と思うのは皆同じだと思います。

現代では簡単に逃避できるアイテムは無数にありスマホを見れば簡単に嫌なことを忘れられます。

テクノロジーのせいではない

利用する自分のせいです。

集中が妨げられることでさらに不安になり悪循環となっていきます。

会社の上司
息抜きに孫の写真を眺めているよ〜

私たちは集中する能力を失ったわけではなく訓練していないだけ

訓練といっても様々ですが「心を無にする」とかリラックスするために「瞑想」など情報はたくさんあります。

ただ別の方法で集中できない衝動を取り除くことを選択する人もいます。

薬物と集中力

アメリカでは勉強や仕事に集中するためにアデロール混合アンフェタミン塩)を服用した事例もあります。

これはスマートドラッグなどといわれ米大学生の5人に1人が使用していたようです。

(資料:世界中で広がるスマートドラッグ

アデロールはADHDや過眠症の治療薬で注意力を喚起するノルアドレナリンと、やるきを起こすドーパミンの2つの化学物質で脳を活性化させるものです。

日本では所持しているだけで逮捕されます。

職人と集中力

職種によっては「ずば抜けた集中力」で仕事をする人もいます。

工芸品や特殊技術を要する手芸工などです。

なぜ職人さんは集中力が高いのでしょうか。

価値が関係するから

理由の一つは目標があり達成させることが必要だからです。

ラブリーママ
お米に漢字を書いた作品もあるよね
さくらんぼのヘタを口の中で結べるよ
しまじろう

モチベーションと集中力

意欲があれば集中できます。

何らかの報酬があれば集中も持続できます。

誰もが集中力はとても必要と感じています。

ですがインターネットやSNSのイイね!の衝動に負けてついつい手を伸ばしてしまいます。

そしてメールやアプリSNSも現代には必要なアイテムには代わりないです。

今、本当に必要なのか?

文章や本を読む時にも「これは役に立つのか?」

「集中する価値があるのか?」を自問することが大切かもしれません。

しまじろう
今日の晩酌は必要か?

集中しないといけない衝動から脱却

仕事の効率化で時間を有効に使う努力は目標を見失う危険があります。

隙間時間がSNSへのイイね!時間に侵食されるかもしれません。

集中への代償

どんなに効率化された仕事をしていようが集中力が持続する時間は本質的には変わりません。

切り替える作業が増えれば効率は下がります。

ただ「集中力」は達成への力を得る代わりに視野が狭まります。

集中しない時間も作る必要がある

自分の注意をどこに向けるかと考えがちですがそれは難しいです。

なぜならその答えは時によって変化するからです。

私たちの心はコンピューターではありません。

はるかに複雑なシステムでバグや最適化なんがでは修復できません。

自問をする必要がある

何回パスを回したか数えられない時は「なぜパスの回数を数えているのかを自問すればいいです」

そうすることで今まで見えてなかったゴリラを発見できるかもしれません。

まとめ

最高の集中力を手にするための効率化なのか、集中することが必要な社会なのかを考える時間は馬鹿げていると思いますが、現代に生きる私たちはネットを通じでその答えを探しています。

それはいつの時代もそうかもしれません。

人生は何のための時間なのか

最後の着地点となりそうです。

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